話すための英文法

◆英語を磨く・身につける

英語上達のキホン14

大人になってから英語を身につけるなら、英文法って案外と大切だと思います。でも、使うためには、たとえば仮定法過去とか現在形、といった言葉それ自体を覚える内容よりも、使う場面にあわせた例文がたくさん出てくる、「英語による英語の文法書」が役立ちますよ。<詳しくは日本語・解説はこちらへ>
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学生の頃、英語ネイティブではない私は、日本とはちょっと違った英文法を学習をさせられました。そのときに使っていたのが、「英語で話すために、英語で書かれた、英語文法書」です。

ちょうど学校への入学も決まって、もう試験用の英文法は十分に勉強したので、今度はネイティブに混ざって話したり書いたりするときに、実用的に役に立つ内容を、というわけです。

日本語で英文法を勉強しようとすると、たとえば仮定法過去だとか、現在完了形だとか、そんな言葉自体から学習することが多いように感じます。学校では「この文章の形式は何か」、なんてその言葉自体を試験で問われたりもします。

でも、これは教える人と教わる人の間、研究者同士などなど、お互いに説明を理解するための“記号”のようなもの。それ自体を覚えても実践では、「今は話した内容は仮定法過去完了ですけど」なんてことにはなりませんよね^^

それよりも、使用する場面をイメージした例文から文法を理解していったほうが、どうやら使えるものが身につくようです。

そこで、英語で書かれた、英語文法書がいいんです。

本の内容は……まずはPast Perfect(過去完了形)といった項目にごとに使い方が英語で解説され、まつわる例文が並び、問題もやっぱり英語で解いていくんですという形のものが多いです。たとえばwill とbe going toなど似て非なるものも、項目として掲げられて説明されています

英語で説明を読むのでこれがどんな役割かが英語の感覚としてわかり、問題を解くうちに例文が自然と身に着いていくんです。

すべてが英語で説明されて、英語で答えるという英語完結。でも、ちっとも難しいなんて感じません。

なぜなら、内容が日常的に使う場面に即したものだから。

日本語の本には「こんな例文使うか?」というのもけっこう出てきますが、英語の文法書には使える内容が多く、英語を英語の感覚で説明してくれているものを、英語で学習していきます。

なので、法則としての文法に加えて、言葉の感覚として使う場面に即した文法が身につくんです。

「英文法」といえば、まずは「to + 不定詞」のような形を思い浮かべ、日本語で理解する学び方が身についている私たち日本人には、最初は馴染みにくいかもしれません。でも、2,3項目こなすうちには、すんなりこなせるようになると思います。

いくつかの英語圏で複数の書籍を使いましたけど、とてもやさしくて、復習感覚で馴染みやすいなぁと思ったのは、「English Grammar in Use 」という本でした。ただ、この本は簡単なので、知っている文法がほとんどかとは思います。だから、文法自体よりも英語の感覚を学ぶイメージで使うといいかもしれません。これは、日本でも簡単に手に入りますよ。ほかにももっとAdvanceのものや、いい本もたくさんありますので、ご参考まで^^。

(Advanceの本が今手元にないので、見つかったら来週にでもアップしておきますね!)

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コメント

  1. りとる より:

    こんにちは☆
    参考書なんかで、いきなり『従位接続詞』とか言われても、ピンと来ないですよね(最近、この手の問題で頭を悩ませていました・・・)。
    以前紹介して下さった英英辞典(頑張って使ってます☆)も含めて、やっぱり英語は英語として学んだ方がしっくり来るものなのですね♪
    某テスト後は、speaking力の強化へ変更しようと思っていたので、参考にさせて頂きます。いつも情報ありがとです!

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    学校へのススメより学校の最新記事をご紹介!桑港学園での最後のクラスここ6年間、桑港学園というサンフランシスコにある日本語学校に通っています。今学期は今日終…

  3. Yoko Ueno より:

    りとる さん

    こんにちは。
    そうなんですよね、英文法って、何が難しいって、その説明に出てくる日本語名ですよね^^;。
    その名前も覚えなきゃいけないような気がするんですけど、でも、よく考えてみればいらないんですよね。
    英語で英語を学ぶって、英語にどっぷり漬かって英語の感覚から身につくから、すごくいいなぁー、って思います。
    スピーキングこそ、日々の積み重ねが顕著ですよね。耳の力は落ちなくても、話す力って、すーぐに衰えちゃいます。って、自分も反省^^;。

    また、遊びにきてくださいねー。

  4. セーナ より:

    こんにちは!
    本当に、「English Grammar in Use 」を勧めてくれる人が多いです。 今 私も 文法のやり直しをしてまして 次 こちらの本を購入しようか 迷っていましたが、決めました! 次はこの本で文法 勉強してみます! 英語で説明なんて 大丈夫かな 私に??

  5. あ~ゆ☆ より:

    前回も英英辞書がいいというお話もされてましたよね?
    私もチャレンジしてみようと思ったのですが、内容が理解できずその内容を理解するのに膨大な時間を要してしまいます。
    私はまだまだ初心者なので、もっと勉強してから是非チャレンジしたいです!!

  6. Yoko Ueno より:

    セーナさん

    こんにちは!
    「English gramma in use」は、比較的わかりやすいと思いますよ☆たいていの文法は知っているものかと思うので、復習の意味で英語読めば理解しやすいですし。
    最初から、あんまりがっちりやろう!とすると、やっぱり英語漬けはきついので、自分なりのゆるやかなペースでやるといいかもしれないです^^。
    それに、やっぱり最初はちょっと馴染めないですけど、やっていくうちに、なれると思います。語学って、どうしても根気が必要ですよね。息切れしないように
    ペース配分して、がんばってくださいねー☆

  7. Yoko Ueno より:

    あ?ゆ☆さん

    最初は英英って面倒ですよねー。わかるわかる。
    私、むかーし、ポケットの英英から使い始めました。で、英英読むために、そこに出てくる単語をまた英英引いてたんです(笑)。

    そうすると時間がかかるから、すべて英英でやらなくて、一日一個だけとかしか英英は使わなかったんです。

    で、だんだん馴染んだら、もう少し英英を使う。でも、疲れてるときは英日を使う(笑)そうするうちに力がついて……
    そんな感じがいいかもです^^。

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