ハロウィンと今の時代をかけた風刺画をご紹介。「風刺画」を英語でcaricature、 今年一番怖いものといえば、おばけよりも……
風刺画 英語で caricature
【本文】
子どもたちのハロウィンに、昨今の時代背景が重なった、ブラックユーモアの風刺画です。子供たちが仮装しているのは……
<セリフ>This year, we are scaring the grown-ups.
今年は、①いろんな成長/②大人たち を怖がらせているね。
(左)INFLATION インフレ(物価高)/(真ん中)Gas Prices ガスの価格
(右)Armed IRS Agent*武装したIRS(Internal Revenue Service米国内国歳入庁≒日本の国税庁)代理店/*IRS・同時に、金利を交換対象とするスワップ(等価値の「交換」)のこと
☠【ハロウィンらしい恐怖ポイント】☠
① 仮装した子供 → より怖い 真顔の大人風
② お化けの仮装 → より怖い、成長(物価上昇、エネルギー価格上昇、税金アップ)など<の仮装>
③ scaring grown-ups→ 最近の成長(高騰・値上がり)を脅かしているかけ、大人を怖がらせているを、かけ言葉にしている。
④家にやってくる子供 → ではなくて、叫びたくなる高騰たち
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・*★【ちょっとひとこと】★*・
ハロウィンには、子どもたちがTrick or Treat! と言いながら各家をまわってキャンディなどお菓子をもらい歩きますよね。
そのとき、おばけや魔女など怖いものの仮装をしますけど……風刺画の子供たちの仮装は、真顔の大人。
そしておばけよりも怖がらせるのは、成長をおびやかす「インフレ、ガスの価格、武装した国税庁(米国内国歳入庁)職員&金利スワップ」だとみたわけですね。
日本の歴史でもいろんな風刺画が登場しましたが、今の子供たちの教科書でも、私たちの頃と同じような、時代を皮肉った風刺画を見かけます。
↓たとえばこれは有名。
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第一次大戦の好景気(1915年~1920年)で現れた成金が、お札を燃やして足元を照らす風刺画
風刺画家さんの皮肉まじえた視点と風刺の発想は、時代を超えて、その時代を反映して本当にすごいですね。
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